馬肉と聞くと熊本県産が有名ですが
実は純粋な熊本産はほとんどありません。
最新の統計ですと日本全体で流通している馬肉は12,000頭くらい。
その中で熊本県の出荷数は5,000頭くらい。
純粋に熊本県で生まれ育った馬は
多く見積もっても年間200~400頭くらい。
ではその10倍以上の数はどうしているか?
海外で育った馬肉を輸入したり
実際に馬を空輸したものを日本で一定期間育て出荷しています。
その他、北海道の”ばんえい競馬場”からも仕入れたりしています。
今もっとも多く輸入されているのはカナダ産で
年間4000~5000頭の仔馬を輸入し、その他 生肉状態でも輸入しています。
近年はカナダでも餌を研究したりして
国産と遜色ない味を追求して来ているので
黙って出されたら分からないくらいです。
余談ですが、純粋に熊本で生まれ育った馬は
「熊本県産馬刺し」
外国や他府県から仕入れた馬で熊本県で4ヶ月以上肥育した場合
「熊本馬刺し」と表示されています。
熊本産だと思っていた馬肉が実はカナダ産なのかもしれません。
市販品を買うときは表示をよく見て買いましょう。
