シェアする

長寿の要因は何なのか?

最新の研究で 長寿 特に95歳以上まで 生きられるかどうかは
どうも生活習慣よりも遺伝子らしい・・・

つまり一般の人に比べ健康的な生活を送っていたわけではないのに 結構 長生きな人がいるという事。

米アルバート・アインシュタイン医科大学(ニューヨーク)のJill P. Crandall博士は、「もちろん生活習慣は重要だが、極めて長寿の人には遺伝子がさらに強く関わっているようだ」と述べている。

博士らは自立した生活を送る95~109歳の高齢者と1970年代に調査した3164人の回答と比べ、長寿の人が一般集団と異なる生活をしていたかどうかを調べた。

長寿の人は特に健康的な食事を摂っていたわけではなく、喫煙や運動についても ほとんど差はなかった。

例えば、95歳以上の男性で定期的に適度な運動をしていたと回答したのは43%だったのに対し 一般男性では57%と一般の人の方が運動しているくらい・・・

体型については 一般集団と同じ割合だったが 極端な肥満の人は少なかった。

長寿の人達に「長生きの理由は?」っという質問した所

長寿の家系    33%
運動の効果    20%
前向きな姿勢   19%
多忙で活動的な生活12%
喫煙や飲酒を控える15%
幸運        8%
その他の理由    6%などがあった。

しかしこの結果を見ると 生まれた時に 長寿かどうかは決まっている可能性が高い。

ただ長寿の家系でないからと言って 
不摂生をすれば寿命は どんどん短くなる事は明白。

また これは95歳以上生きた人の調査であって
例えば80歳まで生きた人で比べたら生活習慣のウェイトが大きくなる可能性があるかもしれない事は考えにいれておくべきだと思います。

また今とは食べ物も違いますので それらも考慮しなければなりません。

さらに他の研究では 生活習慣の方が大きいという結果が出ていたり 逆に長寿遺伝子の配列が大よそ分かった 等の発表もありますので様々な要因が重なってそれぞれの寿命を決定している可能性も高いです。

結局の所 遺伝子的に有利でない場合 精神的に負担にならない程度に生活習慣を正し 普段から健康を維持していくしかないのかもしれません。