プーチンが老いて変質したと見る人が多いが、ずっとやりたかったことを元気なうちにやろうと決めたのだと思う。かつて彼が北方領土について、歴史問題でなく真っ先に言ったのが、日米同盟を結んだ日本に北方領土を渡すと、(戦争になった時)ロシアの艦隊が太平洋に出られなくなるということだった。
— 如月真弘 (@mahirokisaragi) February 25, 2022
目の前でソ連が崩壊し燃え落ちる誇り。それがKGBの一員だったプーチンの心象風景だと思う。そこからここまで這い上がってきた。G8の一員でおとなしくしていた頃から、エリツィン時代に最悪だった財政は対外債務を驚異的に減らし金・外貨準備を積み上げ、ソ連崩壊で疲弊していた軍を再建してきた。
— 如月真弘 (@mahirokisaragi) February 25, 2022
経済制裁はできれば避けたかったはずで、脅しでNATO不拡大が得られるのがベスト、国民の前であれだけ大規模動員した以上乏しい成果で退くと自身の権威が失墜するから退けなかったのだろうが、ドル決済からの排除など最も強い経済制裁を受けても国が持ちこたえられる計算が無ければ全面侵攻はできない。
— 如月真弘 (@mahirokisaragi) February 25, 2022
ここ数年ロシアは経済の低成長を引き換えに原油天然ガスの収入で最優先で財政を健全化し軍備を整え、金の保有を増やし、ドル決済に変わるユーロ・人民元決済の構築もしてきた。
— 如月真弘 (@mahirokisaragi) February 25, 2022
ルーブルは人民元は弱く中露間の小麦取引もユーロで行われる。
EUのことは天然ガス供給で切り崩せる自信があるのだろう。
オバマ、トランプ、バイデンとアメリカが代替わりしながら対外的な関与をやめてモンロー主義に回帰していくのを辛抱強く待ち続け、ウクライナのNATOへの接近の度合い、自分が後何年健康でいられるかなどを考えて、今実行しただけだと思う。
— 如月真弘 (@mahirokisaragi) February 25, 2022
敵ながら失地回復の執念が凄い。日本には真似できない。
ただ、そこまでだとも思う。
— 如月真弘 (@mahirokisaragi) February 25, 2022
ウクライナは香港とは違う。NATO加盟国と地続きで容易に不安定化させられる。市民との戦いになり、経済制裁は強まることはあっても緩むことは無い。
東ドイツ並みに強固な傀儡政権でも作れれば別だが、終わりの始まり、ウクライナはプーチン帝国の墓場になると思う。