友達が教えてくれた話がなんかよくてね。
— Toko Shiiki/椎木透子 (@tokophotoko) April 10, 2022
何年か前のこと、すごく混み合ったNYのバスの中、乗客達が苛ついていて、いよいよ体がぶつかちゃった男2人が言い争いを始めてしまい、車内の雰囲気が最悪になった時、バスの運転手さんが、「皆さん」とインターカムで乗客に話しかけ始めたと。
運転手は続けて「皆さん、キツい1日を過ごした事でしょう。誰もがイライラしています。
— Toko Shiiki/椎木透子 (@tokophotoko) April 10, 2022
……私は残念ながら天候だったり交通渋滞をどうにかすることは出来ませんが、一つできることがあります。
バスを降りる時、よかったら皆さんの抱えてるトラブルを私のところに置いて行って下さい。どうか、
どうか、家まで持ち帰らないでください。このバスの最終地点はハドソン河です。そこまで着いたら私はバスの窓を全部開け放ち、皆さんのトラブルをハドソン河に流しますよ。」
— Toko Shiiki/椎木透子 (@tokophotoko) April 10, 2022
と言ったと。直後、乗客が声を立てて笑って、雰囲気がガラッと変わった。今まで互いにイラついていた人達が、
何事もなかったように穏やかになった。
— Toko Shiiki/椎木透子 (@tokophotoko) April 10, 2022
で、なんと運転手は次のバス停留所がくると、降りる乗客に手を差し出したそう。乗客は最初は戸惑ったけれど、運転手が言っていたこと、自分の抱えている「トラブル」を運転手の手のひらに預けてバスを降りていった。そんなことをするのを笑っちゃう人もいるし、
思わず涙をこぼす人もいたと。でも乗客はその”儀式”を続けた。この話をしてくれた人も、運転手がハドソン河に流してくれることを思いながら「トラブル」を手のひらに預けて、感謝の気持ちでバスを降りたと。そして何年も経った今でもその運転手を思い出すそう。
— Toko Shiiki/椎木透子 (@tokophotoko) April 10, 2022
状況が厳しい時にも何かしら少しでも明かりを灯せる様でありたいなと思いつつ… 。
— Toko Shiiki/椎木透子 (@tokophotoko) April 10, 2022
というのがその話の主旨。
今聞けて…よかった…。これ自分だけではもったいないやと思って、書いてみました。(終わり)